「インタープリター・トレーニング」からの抜

 

      ナカニシヤ出版 2014.12

 

P124-127  地域づくりとインタープリテーション

 

嵯峨創平 (岐阜県立森林アカデミー)

 

・インタープリテーションのねらいは、異質のものをつなげるための工夫や対話のプロセス。このねらいから、地域では折り合って暮らしていくためのルール、習慣、行事 に該当する。

 

・例 福島県奥会津の三島町における エコミュージアム構想

 

  1. 資料の収集保存

  2. 調査研究

  3. 展示

  4. 教育

 

   初年度は

 

  1. 地域資源の再発見 生活者には当たり前だけれど、よそ者にはなるほどのことを語るワークショップ。

  2. 人材育成講座のカリキュラム開発

    1. 体験プログラム 地域料理

    2. フィールドワークによる地域遺産の理解 歴史文化

    3. 小さな事業起こし  今ここカフェ

    4. 都市との交流 自然学校

 

   協同作業によって共有体験する過程で人間関係が築かれる。

 

・例  地元学

 

      1人のプロより10人の個性的なアマチュアを

 

    今昔写真調査法

 

      定点撮影により、過去と現在をつなげる 

 

    人と自然のふれあい調査 

 

      マップ作り

 

  1. 地域の伝承を子供たちに伝える学習ツールとして

  2. 来訪者がマップを手に散策して、地域の方と会話する補助ツール

  3. 地域の方もマップに描かれた自分の思いで話をすることで、知らず知らずのうちにガイド練習。

 

・参加のデザイン

 

  1. テーブルづくり(どんな人 どう集め)⇔参加者や主催者の意図

  2. 活動スケジュールと目標設定のバランス⇔予算と年度

  3. 発信しやすい雰囲気づくり、効果的な課題整理や発表方法の提案

    ⇔進行役 主催者の不十分さ